オンラインHDFの利点
研究レベルでの結果
1.透析中の心臓への負担とくに血圧の低めの患者さんに有効
循環器合併症は3分の1に減ります
2.残腎機能が保てる。自尿が保てる
3.炎症のマーカーが減っている
感染に掛かりにくくなる、特に肺炎など
4.貧血が改善される
5.栄養状態の改善
6.脂質の改善、酸化ストレスの改善
7.アミロイドの改善
アミロイドーシス発症率は10分のに減ります
- 1998年 B Canaud ら. Neph.Dial.Trans.: 新しい透析法としてオンラインHDF
- 2002年 Gerdemann Aら Neph.Dial.Trans.: AGE(糖尿病の悪玉)はHDに比べて、HDFでとることができる。
- 2006年 B Canaudら. Kidney Int: オンラインHDFで3年間2165人の患者さんを観察。死亡率は半減した。
- 2006年 R Munozら Hemodial.Inter. オンラインHDFで4年間の血液データを解析。透析効率が36%あがり、カルシウムリン積が下がり、アミロイドが下がり、透析中の低血圧が46%減った。
- 2007年 Grossら Kidney Int; オンラインHDFの数理解析モデルの確立。(Kt/Vはある程度置換量を上げればそれ以上は増えない。アミロイド、PTHなど中分子の除去には特にすぐれているということが、読み取れます。)
- 2013年 Maduell FらJASNオンラインHDF900人を普通の透析から変えて、3年間フォロー死亡率が30%減少