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透析患者さんの血糖管理

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どうも鈴木俊嗣です。

今回は透析患者さんの血糖管理について簡単に説明します。

https://www.jsdt.or.jp/tools/file/download.cgi/3919/%E9%80%8F%E6%9E%90%E6%82%A3%E8%80%85%E3%81%AE%E7%B3%96%E5%B0%BF%E7%97%85%E6%B2%BB%E7%99%82%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%892024%E6%A1%88.pdf

昨年日本透析医学会からこういったガイドラインが出ました。

インスリンが腎排泄であることから、透析前の腎不全であっても、

血糖管理を厳格にしすぎるとかえって腎機能が悪化することは言われておりました。

そのあたりはいずれまた別頁で書くとして。

このガイドラインにもありますが、透析前の血糖目標は180-200mg/dlとあります。

これは透析後に色々なメカニズムで血糖が下がるからですね。

また、よく使われるHbA1cも、貧血の治療をしている関係で正確な値になりません。

グリコアルブミンを用いますが、こちらも自尿があり、アルブミンや蛋白が漏出していると

数値がおかしくなってしまいます。

ですから、健康な人の管理目標とは全く異なります。

最近はリアルタイムで血糖測定できるデバイスがありますが、こういったことに

留意して使用することが大切です。

血糖値100~150mg/dlとかでの管理は腎不全や透析には当てはまらない、

ということを前提として知っておいていただけると、低血糖発作のリスクを

減らすことができます。

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