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COVID-19のこれまでの影響とこれから
どうも鈴木俊嗣です。
さて、今回はちょっと趣向を変えてみます。
死亡原因の推移
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/other/20sibou/dl/15.pdf
これは2023年12月に厚生労働省から発表された死亡者の原因や推移を示したものです。
さて、最後のページを見てもらうと、2020年の死亡原因がこの中に入っているわけですが。
2020年といえば、ちょうどCOVID-19,すなわち新型コロナウィルスの流行が取りざたされたころです。
で、この報告書の中では一切言及されていません。
コロナのコの字もありませんし、肺炎による死亡が増えたかというと少なくとも大きな影響が出たようには見えません。
2020年のCOVID-19
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_15828.html
2020年のコロナのデータはこんな感じです。
各国のデータが出ていますね。まあ、うそついている国や検査しない国がありそうですね。
で、経済への影響なのですが。
https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r03/html/nd121210.html
これだけの経済ダメージで、死亡率を抑えた、といえるかもしれません。
こういったデータに載ってこないことで、私が実感していることがあります。
これからの懸念
それは、医療レベルの低下です。
当院に送られてくる患者さんの状態をみていると、臨床力の低下を懸念せざるを得ません。
また、こちらから搬送しようにも断られることが多いです。
透析をしている、というだけで敬遠されてしまうことが当たり前になりつつあります。
そして厚生労働省含め行政は、医療を絞る方に転換しています。
高齢者の方を見殺しにするような方針、そういう印象を受けます。
ジェネリック医薬品を推進しておきながら、現在在庫のない薬が大量にあります。
鎮咳薬が全然ないのですが、誤嚥性肺炎での死亡を黙認したいという意図でもあるのかと勘ぐってしまいます。
風邪薬もありません。何かしら具体的な対策をしている様子もありません。
もはや自衛するしか手段がないと思います。
まだまだ寒い季節、COVID-19やインフルエンザに注意しながら乗り切ってください。