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医者ガチャという言葉③
どうも鈴木俊嗣です。
前回は番外編ということで、不正受給のお話を書きました。
さて、患者様視点でどうすればいいのか。
このあたりはなかなか難しいテーマです。
なぜなら患者様自身の価値観や考え方、医療に期待することが異なるからです。
そして、人間はだれしもそうなのですが。
自分に都合のいい意見だけを聞いて、他の大切な情報をスルーしてしまう傾向にあります。
いわゆるバイアス、というやつですね。
ここでは一般の方々が参考にしているようなものについて少し書きます。
Google口コミ
実は前回、東京都が補助金を返還させた医療機関の一覧を載せましたが。
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2023/06/02/11.html
実はここに名前の書いてあるクリニック、口コミの☆がよかったりします。
理屈は簡単で、工作員を雇って書かせているのです。
そして悪い口コミの返事もすべてテンプレートになっています。
なので、まるであてにならないことがわかります。
そこに通院されている患者さんの意見が反映されているか、確かめる術がない以上あてにならないのは当然なのですが。
マスコミ報道
これも全くといっていいほどあてになりません。
実際、テレビ出演は、資料VTRとして用いられる場合は医師が自分の差配で話していることが多いです。
しかしテレビは切り抜くことが出来るので、全体を伝えているわけではありません。
切り抜いて情報操作はテレビの大得意技ですからね。
新聞のコラムの投稿もありますが、はっきりしないことはぼかして書いてあることがあります。
また、その先生の価値観が反映されてしまうことが多いです。
一番論外なのは、いわゆるコメンテーターとして出演している場合です。
実はあれ、台本があります。
ですから、医師としての知見というより、テレビ番組側の思惑として伝えている場合があります。
よく出るから有名、といいますが、本当にそうでしょうか?
そういう医師に限ってまるで学術的な活動をしていなかったりします。
そして、学術的な活動を一般の方が確かめようにもなかなか難しいです。
単純だけど一番なのは?
説明を求めてきちんと答えられるかどうかが一番だと思います。
症状、病名、投薬などにおいて筋道立てて説明が出来るかどうかが重要です。
診断を決めつけてしまうこともありますから、納得いかなければほかに聞いてみる、というのは必要だと思います。
相性もありますから、患者様がもっともいいと思える先生を選んでみてはいかがでしょうか。